会員各位
一般社団法人日本脳卒中学会
専門医認定試験委員会
委員長 北園 孝成
<第13回日本脳卒中学会認定脳卒中専門医試験実施について>
第13回(2017年度)日本脳卒中学会認定脳卒中専門医試験を下記の要領で行いますのでお知らせします。
1) 試験期日:2017年7月2日(日)
      時間:午前10時〜午後3時
   
2) 場所:砂防会館別館
    (東京都千代田区平河町2-7-4)
   
3) 受験資格
以下の①〜⑥をすべて満たすものとします。
 
日本内科学会 認定内科医
日本小児科学会 小児科専門医
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
日本医学放射線学会 放射線科専門医
日本救急医学会 救急科専門医
日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション科専門医
のいずれかを有していること。
受験申請締切時点(2017年2月末日時点)で、日本脳卒中学会に在籍3年度以上(2016年1月末日までに入会)で会費を完納していること。
但し、特例として本学会機関誌「脳卒中」あるいは日米合同誌「Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases」に筆頭著者として掲載された論文がある場合に限り、日本脳卒中学会在籍期間1年度以上(2017年2月末日までに入会)であっても②を満たすものとします。
初年度の会費を郵便局よりお振り込みされた日(郵便局側での処理日)が入会日となります。
日本脳卒中学会認定研修教育病院(当学会HP:http://www.jsts.gr.jp/で確認して下さい。)で、通算3年以上(2017年3月末日時点で計算)の研修歴(初期研修は含みません)があり、現在脳卒中診療に従事していること。
脳卒中患者を実際に担当した臨床研修歴の確認のため、過去10年以内に経験した脳卒中の病歴要約10症例の提出が必要です。
10症例のうち、
◆出血性脳血管障害1症例、虚血性脳血管障害1症例を必ず含めること。
◆「脳卒中」と判断が難しい症例(例:脳腫瘍内出血等)は含めないこと。
が条件となります。
※病歴要約は、研修教育病院以外で経験したものでも可とします。
※病歴要約の記載方法等は、受験申請書類を取り寄せしていただいた際にご案内致します。
※この要約には教育責任者(診療科の長、あるいは日本脳卒中学会認定脳卒中専門医)の署名・捺印が必要です。
病歴要約は事前に査読を行います。査読の結果、点数が基準に達しない場合には再提出となります。再提出がなければ試験を受験することは出来ません。病歴要約の評価点と試験での得点によって合否を決定します。
不正防止のため、受験者の中からランダムに選出し、病歴要約記載の患者と受験者との関連について、病院長などの責任者に照会します。
なお、日本医学放射線学会放射線科専門医が受験申請する場合は、必ずしも主治医として脳卒中診療に従事している必要はありません。
日本脳卒中学会、日本脳卒中の外科学会もしくはこれらと同時開催されるスパズム・シンポジウムで、1回以上筆頭演者として発表ないし講演していること。
※STROKE2017で発表予定の場合も⑤を満たすものとします。
本学会機関誌「脳卒中」あるいは日米合同誌「Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases」に1編以上(共著でも可)掲載されていること。または日本脳卒中学会誌以外の査読制度のある学術雑誌に、脳卒中に関する原著論文もしくは症例報告が2編以上(共著でも可)掲載されていること。
※病院紀要、商業誌への掲載は認められません。
※受験申請締切時点(2017年2月末日)で論文が採択されていれば、In pressの状態でも申請可とします。(採択通知のコピーを受験申請時に提出して下さい。)
   
4) 書類請求方法
願書等の必要書類は返信用封筒(角2封筒(A4が入るサイズの封筒)に 205円分切手貼付のうえ、返信先明記)を同封して日本脳卒中学会事務局へ郵送で請求して下さい。書類のご請求がなければ受験は出来ません。書類請求の際に送って頂くものは返信用封筒のみです。
【書類請求受付開始日:2017年1月1日】
   
5) 受験申請方法
(1) 願書(医師免許証写、受験資格に示した専門医認定証写、受験料の振込領収証コピーを貼付)
※受験料32,400円は専用振込用紙にて郵便局よりお振り込み下さい。
  一旦納入された受験料は返還いたしません。
(2) 論文のコピー(論文名、雑誌名、著者名、ページ数の記載があるページのみ)を1部
(3) 自験症例の病歴要約(脳卒中に関するもの)10症例×2部
(4) 患者ID対応表
  以上を揃えて、下記送付先まで簡易書留にてお送り下さい。
送付先:一般社団法人日本脳卒中学会事務局
          〒101-0044東京都千代田区鍛冶町一丁目10番4号
          丸石ビルディング4階
          TEL : 03-3251-6800,FAX : 03-3251-6700,E-mail:jssoffice@jsts.gr.jp
受験料振込用紙、病歴要約見本につきましては、必要書類をご請求いただいた際に学会事務局からお送り致します。
   
6) 受験申請期間
2017年2月1日より2月末日まで(当日消印有効・締切厳守)
   
7) 受験資格があると認められた場合には、試験日の一ヶ月前までに受験票をお送り致します。
   
8) 合格通知
原則として試験終了後2ヵ月以内に郵便で各自に合否を通知します。
その際、専門医登録料として10,800円をお支払い下さい。入金確認後、順次認定証を郵送します。
※合格者氏名はホームページに公示します。
   
  願書、病歴要約記入用紙のダウンロードはこちら
   

  専門医試験の概要
  すべて筆答試験で、画像問題も含まれます。後に記すような問題が200題出されます。問題形式(item type)はitem type A(5つ選択肢の中から1つを選ぶ)とitem type X2(5つ選択肢の中から2つを選ぶ)の2種類です。
   
  問題例
(1) 古典的ラクナ症候群でないのはどれか。2つ選べ。
a) pure motor hemiparesis
b) pure alexia
c) ataxic hemiparesis
d) pure sensory stroke
e) top of the basilar syndrome
   
(2) 脳梗塞急性期のt-PA静脈内投与による血栓溶解療法について正しいのはどれか。2つ選べ。
a) 典型的なラクナ梗塞でも発症4.5時間以内であれば適応がある。
b) 75才以上の高齢者では本治療法は禁忌である。
c) NIH Stroke Scale が23点より重症の場合は慎重に投与する。
d) 治療前血圧がSBP>160mmHgまたはDBP>90mmHgは除外対象となる。
e) CT上広範なearly ischemic signがあっても出血がなければ適応となる。
   
(3) 昏睡と右片麻痺で発症し、頭部CTで左被殻出血と診断された患者が、入院後、過換気、左瞳孔散大を呈した。考えられるのはどれか。1つ選べ。
a) 中心性ヘルニア
b) 鉤ヘルニア
c) 上行性テント切痕ヘルニア
d) 大脳鎌下ヘルニア
e) 大後頭孔ヘルニア
   
(4) 30歳女性。職場で頭痛とふらつきを訴え、徐々に意識が低下したため救急車で来院した。緊急CTと脳血管造影を図1に示す。診断はどれか。1つ選べ。
a) 動脈瘤破裂によるくも膜下出血
b) 高血圧性小脳出血
c) 転移性悪性腫瘍による小脳出血
d) 脳動静脈奇形による小脳出血
e) もやもや病による後頭葉皮質下出血
 
図1
   
(5) 破裂脳動脈瘤に対する外科治療について正しいのはどれか。1つ選べ。
a) Hunt and Hess分類のGrade Vでは発症後できるだけ早く外科治療を行う。
b) Hunt and Hess分類の Grade I~IIIでは発症後72時間以内に外科治療を行う。
c) 高齢者ではコイル塞栓術の適応は少ない。
d) 動脈瘤の頚部が広い例はコイル塞栓術の良い適応である。
e) 急性水頭症を合併する症例ではクリッピング術の適応はない。
   
(6) 脳卒中急性期患者で痛みを生じることがあり、注意を要する関節可動域訓練はどれか。1つ選べ。
a) 足関節の背屈
b) 膝関節の伸展
c) 股関節の屈曲
d) 肘関節の伸展
e) 肩関節の外転
 

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